| yoko's profile韓国留学記 ~その後編~BlogLists | Help |
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October 06 ニホンジン少し前、事務の仕事をしている職場に、新人さんが 入社した。 20代の女性。一通りの事務は経験があるようで、頭の回転もはやい。
その彼女は、私が韓国語をおしえていることに とても興味深そうだった。 「今日も授業ですか?」とか 「どうして韓国語を喋られるんですか?」と 愛くるしい笑顔で尋ねてくるので、彼女は韓国ドラマが すきなのかなあ と思っていた。
彼女が入社して 一ヶ月ほどが過ぎた。 夕方に 突然雨が降り出した日だった。 駅までの帰り道、彼女が傘を持っていなかったので 私と相合傘をした。 二人きりになると、彼女は、口を開いた。
彼女は 「在日」 だという。
私は、日本で 「在日」の人に会ったことがなくて (たぶん 知らないだけで、たくさんの人に会っているのだろうけれど)、 すごくびっくりした。半信半疑だった。
むねがいっぱいになった。
彼女が 今の職場で働くに至った経緯なども きいたのだけれど、 こころが 痛くなった。
自分が「在日」だということも、周りに言わないで欲しい、と、 いつもの笑顔で 明るく言われたときは、 どうして、堂々と言うことが 不利になるときがあるのかと、悲しくなった。
大きな声で、私のお母さんやお父さんは こういう人です、というときに、 それが何らかの 「枷」になってしまうなんて。
たとえば 彼女に、『GO』をどう思ったか、なんてことをききたくても、 周りを 気にしなければならない、という状況。
同じ地域にいながら、ずーっとずっと 平行線のように隔たりがある。 だから わからないことが多い。 だから 誤解しやすい。 意味もないイメージが植えつけられる。
考えても 考えても 何も答えはでない。 ただ、 彼女に出会えて すごく嬉しく思う。 June 20 恐れ今日 日韓首脳会談が行われたそうだ。 夜9時代に テレビを見ていたら、 見事なほどに、「日韓・日朝関係」一色の番組ラインナップ。
ノムヒョン大統領は 相変わらず釜山訛りだなあ、と思いつつ ぼんやりテレビを眺めていると、 ある番組の中で、ソウル市民のインタビュー映像が流れた。
テロップ 『北朝鮮は怖いです』 実際の話 『自分は個人的に日本が好きですが』
びっくりした。テロップと実際の話が、まるで違うなんて。 実際に話してることが 訳されて、 テロップが出ているのだろうと 信じきっていた自分の中で、 なにかが ヒタヒタと襲ってくるような感じがした。
インタビューを受けたこの人は、ほかの会話の中で テロップに出ているようなことを 言ったのかもしれない。 でも、なんだか 怖くなった。
異国語は、訳す人によって ニュアンスが変わるのは 当たり前だが、 訳す人の立場や先入観によって、 もとの言葉のみならず 話の内容までもが 変わってしまうことがあるのだろうか、と。
↓『日韓首脳会談 青瓦台にて 底意のある言葉』 (2005.06.20 한겨레新聞 記事より) June 19 日本の印象日本って、すごくキレイだ。 道に、つばが 吐かれていない。 ごみをあさる 猫もいない。 猫のかわりに烏だ。
空港(中部国際空港)も、広くて、ピカピカだ。 駅のトイレも、ホテルの一室かと 思うほどだ。
空港から 家に着くまでに、5人くらいに ものを尋ねた。 道とか時間とか 公衆電話の場所など、 わからない!と思ったら 考えるよりも先に 人に訊いていた。 韓国のおばちゃんも、所かまわず 人かまわず 何かを訊くのだが、 その習性を 私もついに習得できたのかと思うと 感慨もひとしおだ。
コンビニに行くと、そのおにぎりの種類の多さに驚く。 値段の高さにも驚く。 こんなに高かったっけ? そして 店員さん…。愛想よすぎだ! あんなに丁寧に 接客されると、 ちょっと申し訳ない気持ちさえするのは 私だけだろうか。
日本語がうまく口からでないのは なぜだろう? 駅で切符を買うとき、口の中で 「○○駅まで」と練習したのに、 駅員さんの「何人ですかー?」という 不意の質問に 「ひとり」という日本語が 出てこなくて、どもってしまった。
人はこれを 逆カルチャーショックと呼ぶのだろうか、 もともと自分が住んでいた国だったのに、 いろいろなものが 新鮮に写る。 そして自分の変化にも気づく。 まるで 初めての街のような感覚だ。
↓中部国際空港の駅とトイレ。ピッカピカ。 June 03 言い合いの末に今日、親しい知人と 言い合った。 原因は 思い出せないほど些細なことだった。 けれどもいつの間にか 私の性格の問題にまで 話が至った。
正直、いくら親しいからといっても 会って3ヶ月の相手に、 性格や 考え方に問題がある、とまで言われるのが 心外だった。 いつもの私なら、相手の言動にムッとしても 言い返さず、 波風立てぬように 怒ることもしないのだが、はらわたが煮えくり返って、 どうしても どうしても我慢できず、韓国語で言い合った。
何十分かの 言い合いのあげく、相手に 「お前は 一見 優しく親切な人間に見えるが、中身は冷血だ」 とまで 言われてしまった。 いつも穏やかにしている私が怒った姿が、たいそう恐ろしかったらしい。
もしかして 日本人は、家族や恋人以外に対して、 よっぽどのことがない限り、言い合いを しないかもしれない、と思った。 その分、本当に怒ったとき、力をこめて怒ったりするのかな。
さて、言い合いの後、お互い 少しずつ 怒りをおさめつつ、 韓国と日本の 仕事の仕方について 話をした。
たとえば 「4時に皆が集まって仕事をする」という状況なら、 日本と韓国は どんな仕事の仕方をするだろうか?
日本は、早目から集まったり 各自準備を重ねて、 きっかり4時に 仕事に取り掛かる。 各自、他の部署や 人に 迷惑がかからないよう注意し、 仕事が終わったら、さっと帰る。
韓国は、4時に集まって、4時から準備をして、 その後 何時間か遅れてから 仕事に取り掛かる。 お互い 意見を言い合ったり、時には怒ったりしながら 仕事をし、終わったら終わったで、お酒を呑み、 仕事場で怒ったことも忘れて 抱き合って別れる。 …全てがこういう感じではないが、こういう場合が多いなと思う。
韓国と日本は、本当に、全く違う国だ。 一見似ていても、本当に違う。 育つ環境も、社会の仕組みも、人のありかたも。 違う。 もちろん、「この国の人はこんな人」と決め付けられるわけでもない。 けれども 今日は、両国の違いを 考えずにはいられなかった。 April 04 日本人お断り『日本人お断り』の張り紙を、初めて目にした。 場所は ソウルから 1時間程度の衛星都市・アニャン。 街全体が 若い活気にあふれている都市だが、そこに 「日本人お断り」の張り紙が ちらほら 張ってあった。
驚いたのは、 misshaという化粧品店の店先に 「お断り」張り紙が 張ってあったことだ。 この化粧品店は 全国展開していて、 在韓日本人だけでなく 日本人観光客の利用も多い。
この 全国の化粧品店のすべてに、 「お断り」張り紙が張ってある、と 考えると、 残念な気持ちと、なんだか途方にくれてしまった。
しかし そうではなかった。 日本人留学生が多い 梨大のような場所の場合、 同じ化粧品店でありながら 張り紙がなかった。
場所によって、反日感情の強弱があるように、 ソウルから たった1時間の場所でも、 ソウルに比べて、反日感情が 強かったりするのだろう。
しかし 全国に店がありがなら、一部の店舗にのみ張り紙をし、 日本人が多い街には 張り紙をしない、というのは いったい どういうことなのだろうか。
また、韓国の反日感情が 強まっていても、 日本のメディアは タケシマもドクトも 忘れている。 というよりも 無視している。
……空々しく、おそろしい話だ。
↓「独島(日本名・竹島)は 私たちの土地だ。 日本人入場禁止」の張り紙 March 28 雨の日に映画 『いま、会いにゆきます』の中で、 てるてる坊主が 出てきた。
私も幼い頃 てるてる坊主を吊るしたなぁ、と、 懐かしみながら 映画を観ていたが、 韓国の友人は てるてる坊主を知らなかった。 てるてる坊主は、日本だけの ものなのであった。
韓国で 雨の日、と言えば、 プチンゲとか ジョン(チヂミ)のような 小麦粉を使った料理を 連想する人が多いだろう。 雨の日に、チヂミを作って食べるのだ。
これは 一種の習慣というか、 友人に言わせると、そこに韓国の情緒があるらしい。 私も 韓国の人と同居していた時、雨の日に よく チヂミを作ったものだ。
外はしとしと、雨が降っていても、 いろいろな具を混ぜて じっくり焼き、 それを食べる瞬間は、雨の鬱陶しさなど 忘てしまうのだ。
↓ フライパンに油をひいて焼く食べ物、プチンゲ(부침개)。 March 27 いま、会いにゆきます映画 『いま、会いにゆきます』を観た。 予想よりも面白かったし、よくヒネってある話だった。
一緒に観た 韓国人の友達が、悲しいねえ、と泣いていた。 他の観客席からも 鼻をすする音が たくさん聞こえてきた。 「そんなに感動的な映画だったんだな」と 感心した。 同時に 「自分はどうして泣けないのかなあ」と ちょっとショックだったりして。
余談だが、映画の後 友達に 「『ゆきます』 と 『いきます』って、どう違うの?」 と訊かれたが よくわからなかったので、 日本語学校の先生に訊いてみて、 と答えておいた。
しかし 私も友達に、 韓国語の人にものを頼む言い方である 「-해 주세요」 / 「 -해 주실래요?」 / 「-해 주시겠어요?」 の違いを尋ねたが、「ほとんど全部 同じだよ!」と返された。
言葉って面白い。 同じような言い方・言葉でも、 その言葉がもつ感覚や雰囲気、そして受け手の感じ方が違う。 同じ単語でも、人によって その言葉に対するイメージが違うのだろう。
↓ 『いま、会いにゆきます』韓国版ポスター。 中村シドウさん、私のタイプです。 March 17 ある島・2先日 ある島 で、独島(日本名・竹島)について触れたが、 韓国は この件で おおきく揺れている。 それは このブログの「リンク」にある 東亜日報をはじめとする 韓国の各新聞社のサイトを覗くと 実感できるし テレビからは そのことが しょっちゅう聞こえてくる。
ネット上で 「日本製品を買わないでおこう」と 呼びかけあう人も いるようだ。
マスメディアのあり方についても、もう言及しないし この場では 意見を言うつもりはない。
ただ、日本の目が 韓国に向いていた矢先 これから交流していくべき両国が こんな形で溝を深めて これ以上、お互いの国の人たちの心が 圧迫されていくようなことは 本当に残念だ、くやしい。
心が圧迫されて 人にやさしくすることを忘れて しんどい気持ちになって 強い感情論で 傷つけあって、 ・・・それはいったい 何のためだというのだろう。 March 10 ある島最近、独島(日本名:竹島)に関することが 毎日放送されている。 発端は 「竹島の日条例(?)」らしい。 先日の歌謡コンサートでは、「独島は私たちの島」 という内容の歌を 有名な歌手らが大集合して歌っていた。 この歌は 韓国人なら誰でも知っている、と言っても 過言ではないのでは? もちろん カラオケにも入っている。
ニュース・報道・ドキュメンタリー番組のほか、 国営放送KBSを始めとして 民放各社でも、 「独島は私たちの島です」といった広報が流れている。
この一連の動きを見て 感じるのは、日本と韓国の報道の温度差だ。 韓国では日本を話題にしたものが 多いのに比べ、 日本で韓国に関するニュースが どれほど流れているのだろう。 January 15 ハウルをみる映画『ハウルの動く城』を観た。 先月末から 韓国で公開されていたのだが、 土曜日ということもあり、劇場内の席は ほぼ埋まっていた。
韓国で、宮崎アニメは 人気だ。 特に 男子学生については、日本語の勉強をはじめた理由に 「宮崎アニメほか 日本のアニメの影響」を挙げる学生も 少なくない。
さて、映画館のようすだが、 日本では、あまり感情を表現しない人が 多いと思う。 一方の韓国は、面白かったら 声を上げて笑い、 隣の友達に「あの犬かわいい~」とか 感想をその場で言うので、 一体感というか、「映画館で、みんなで見ている」ことを 強く感じた。
そういえば 昔、ネパールで映画を見たときは、 もう本当に 映画館がパーティー会場みたいに騒がしくて、 映画の中で 主人公が踊りだしたら 観客も踊ったり 歓声を送ったりしていた。強烈だった。
↓ 『ハウル…』のチラシ。韓国ではパンフレットが売られておらず、 こうしたはんぺらの チラシを、無料で配布している。 November 06 本屋のなかの日本本屋に行って 小説のコーナーを うろうろする。 何か見覚えがある表紙が並んでいる、と思ったら、 それは 日本の小説の翻訳本だった、 ということが よくある。
吉本ばななさん、村上春樹さんの著書をはじめとして、 日本の小説は 人気がある。 『窓際のトットちゃん』は 何年も前に出版されたが 今も 根強い人気を誇るベストセラーだ。
日本の翻訳本の多さには 目を見張る。 小説だけでなく、漫画もしかり。 雑誌にいたっては 日本の雑誌そのものを購入する若者も。
ソウル一の書店・キョボ文庫。 『N・P』 『キッチン』 『蹴りたい背中』 などが平積みされる 日本の小説コーナーには 「奇抜な独創性! 日本文学に出会ってみては」 という紹介文が。 |
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